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建設業界の2024年問題、残業を減らす取り組みの効果は出ている?

残業削減への第二段階:業務の棚卸しとDX

 残業削減の第二段階は、業務の見直しによって残業時間を削減するアクションです。大きく分けて業務の棚卸しとDXがあります。業務の棚卸しとは自社の業務をすべて洗い出し、それぞれの目的や内容、担当者や関係者、所要時間や頻度、必要な資料やツールなどを明確にする作業です。

 業務の棚卸しによって改善すべきポイントが明らかになり、業務改善の方針を定められるようになります。業務改善にあたって、デジタル化で業務の標準化や自動化、最適化や高度化するのがDXです。これらによって業務の省力化や効率化を実現でき、残業削減につながります。

 業務の棚卸しを全社的に行った後に業務フローを適正化する流れになりますが、棚卸しの結果をもとにDXの優先順位や計画を立てていくのが一般的です。DXにあたっては従業員の教育や意識改革が必要になり、また導入効果を定期的に検証し、改善を続けることも必要です。

 業務の棚卸しとDXによって事務・管理作業を軽減すると、設計や積算見積、営業やアフターサービスなどのコア業務に集中できるようになります。また、コア業務自体もデジタル化で効率アップします。その結果、付加価値の高いサービスを提供できるようになり、お客様の満足度や信頼度を高める効果を期待できます。競争力を向上させ、新規の案件や顧客獲得によって収益性の向上につなげられます。

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<ここまでのポイント>
・業務の棚卸しとDXによって業務の省力化や効率化を実現でき、残業削減につながる。
・競争力の向上と新規案件、顧客の獲得につながり、収益性向上も期待できる。

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