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建設業界の2024年問題、残業を減らす取り組みの効果は出ている?

残業削減への第一段階:残業時間の管理と勤怠管理による可視化

 前章の通り、残業削減を妨げる要因として適切な労務管理ができていないことと多すぎる業務量が考えられます。これらを解消する方法を解説していきます。

 残業削減への第一段階で求められるのは、残業時間の管理と勤怠管理による可視化です。残業時間の管理とは、労働基準法や労働協約に基づいて時間外労働の上限を設定し、それを超えないように管理することをさします。そこには業務量を調整し、仕事の進め方を指示することまで含まれます。それに対して、勤怠管理とは労働時間や残業時間を正確に記録し、報告や承認によって管理することをさします。勤怠管理の中に残業時間の管理が含まれるイメージです。

 紙日報を月末に集計する形でも結果としては可視化できるかもしれませんが、リアルタイムに残業時間を把握できないと、これから発生する残業を抑制するための働きかけは不可能です。残業の実態をリアルタイムに把握するための仕組みとして、勤怠管理システムを活用することをお勧めします。

 適切な勤怠管理によって労働時間や残業時間を可視化すると、業務負荷の集中や空き工数を発見しやすくなります。次の段階である業務の棚卸しとDXでこれらを解消すると生産性が向上します。

関連記事:【どうする?2024年問題】時間外労働 上限規制① 勤怠管理の客観的記録と可視化
関連記事:有給休暇の取得義務5日どう管理する?労基法違反を回避するために

<ここまでのポイント>
・勤怠管理とは労働時間や残業時間を正確に記録と報告や承認で管理すること。
・残業時間の管理には業務量の調整や仕事の進め方の指示まで含まれる。
・適切な勤怠管理によって業務負荷の集中や空き工数を発見しやすくなる。

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