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【5分でわかる】消防設備の業界動向から見る課題と事業存続の鍵はDX

消防設備業は住宅着工戸数の減少による市場縮小、人手不足などの課題に直面しており、大きな転換点に立っていると言えます。この転換点をよい変化につなげるためには、DXなどの技術革新や新たなビジネスの創造が必要になると考えられます。

業務の効率化、コスト削減、安全性の向上など、DXがもたらすメリットを具体的な成功事例とともに紹介し、消防設備業界のよりよい未来に向けた取り組みについて考えてみます。

目次
-消防設備業界の市場動向と課題
(1)消防設備業界の市場動向と課題
(2)課題解決の対策としてのDX、デジタル化
-消防設備業者がDXを行うメリット
(1)業務の効率化とコスト削減
(2)安全性の向上と障害対応の迅速化
(3)市場競争力の強化
-消防設備業者が生き残るためにクリアすべき課題
(1)技術革新やデジタル化で生産性を向上させる
(2)確保した人材の能力をフル活用する
(3)サービスの付加価値や多角化で競争力を高める
-デジタル化が支える消防設備業界の未来

消防設備業界の市場動向と課題

(1)消防設備業界の市場動向と課題

ご存じの通り、近年の住宅着工戸数の減少により消防設備の市場は縮小し、価格競争が激化しています。それが多くの消防設備業者の収益性に影響を及ぼす事態となっています。特に中小規模の事業者への影響が大きいと言われ、さらに人手不足や後継者不在が原因となって廃業を選択する会社も増えています。こうした動きに連動して、M&A(合併・買収)を通じて事業拡大や多角化を図る動きも活発になっているようです。

このような状況下でもビジネスチャンスを見出す会社もあります。デジタル化やDXを積極的に取り入れることで従来サービスに付加価値をつけて収益をアップする、新サービスを立ちあげるといった取り組みが可能です。

(2)課題解決の対策としてのDX、デジタル化

DXに業務の効率化やコスト削減の効果があることは知られていますが、業務プロセスそのものを変革し、それが新たな価値創造につながります。たとえば、消防設備業では業務管理のデジタル化による安全性の向上、障害対応の迅速化などを実現できる可能性があり、それが新たなサービスにつながり、市場競争力を高められるかもしれないのです。

一方、DXのリスクとして導入失敗の事例や設備投資の負担が考えられますが、スモールスタートや補助金活用などリスクを低減する方法はあります。導入失敗のリスクよりも、デジタル化に乗り遅れることで競争力を失い、低迷を余儀なくされるリスクの方が大きいと考えられます。

消防設備業が抱える課題に向き合うために、これらのメリットとリスクをふまえて、課題解決の対策としてのDXについて解説します。

<ここまでのポイント>
・消防設備業は住宅着工戸数の減少による市場縮小で価格競争が激化している。
・人手不足、後継者不在で事業継続が困難になった事業者の廃業、M&Aが増加している。
・課題解決の対策としてはDX、デジタル化が効果的。

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