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【熱中症対策】猛暑の工事現場で作業員を守る労働安全のポイント

熱中症を予防するための5つの習慣

 熱中症の予防は、体調の変化を感じてからでは遅いです。作業中と日常生活の中で、熱中症を予防するための行動を習慣化することが大切です。

(1)定期的に水分、塩分を補給する

口から摂取した水分は吸収されるまでに30分ほどかかり、喉が渇いてからの補給では間に合わない場合があります。水分だけでなく、汗とともに蒸発した塩分の補給も必要です。発汗量によりますが、運動時に適した水分補給は15~30分に一度、200~250mL程度が望ましいと言われていますので、現場作業でも同等の頻度を目安にしましょう。

(2)日陰や屋内で休憩をとる

熱中症は、気温や労働によって高くなった体温が体内にこもることで発症します。本来、持っている体温調節機能が正常に機能しなくなるために起こります。こまめに風通しの良い日陰や冷房のある屋内で休憩をとり、上昇した体温を下げることで、体温調節機能を維持しやすくなります。

(3)朝食から食事をしっかりとる

脱水状態、低栄養は熱中症の原因になります。一日の活動を始める前に栄養バランスのよい朝食をしっかりとることで、塩分と水分を補給できます。

(4)充分に睡眠をとる

睡眠がとれないと疲労が蓄積し、体調が悪化します。熱中症リスクも高まります。睡眠中に熱中症を起こす場合もありますので、冷房を適切に使用して充分な睡眠をとりましょう。

(5)自分の体調の変化を意識する

軽度の熱中症に気づかずに放置していると、急激に重症化して昏倒したり、けいれんをおこしたりします。だるさや大量発汗などの初期症状を見逃さないよう、自分の体調の変化を意識しましょう。

<ここまでのポイント>
・熱中症の予防は、体調の変化を感じてからでは遅い。
・作業中の水分、塩分の補給と涼しい場所の休憩で体温調節と疲労を回復させる。
・栄養バランスのよい食事と睡眠をとり、体調管理を意識する。

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