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【7分でわかる】DXが失敗する原因と成功の鍵となる「業務の棚卸し」

業務の棚卸しから業務改善につなげる考え方

 適切な業務の棚卸しができると、生産性や品質向上につながる「業務改善」ができます。グローバルに使われている業務改善のフレームワーク「ECRS(エクルス)」を紹介します。ECRSは、業務プロセスを改善することで、組織の競争力を高めるためのメソッドです。「Eliminate(排除)」「Combine(結合)」「Rearrange(入替え)」「Simplify(簡素化)」の4つのステップの頭文字からとった名称です。

Eliminate(排除)

 無駄な作業やプロセスを特定し、それらを排除します。過剰な手順や不要なリソースの削減が目的です。
例)手続きが面倒な承認プロセス、重複したデータ入力など

Combine(結合)

 類似した業務やプロセスを結合させ、統合します。同じような作業を重複して行う代わりに、一元化して共有することで効率アップします。
例)複数の部門で類似するデータを収集している →データ収集プロセスを統合し、共有する

Rearrange(入替え)

 業務の手順や担当者の配置を見直し、より効率的な方法を見つけ出すステップです。業務の流れや責任を最適化することが目的です。
例)該当するスキルや経験をもつ従業員に、特定のタスクを割り当てる

Simplify(簡素化)

 業務プロセスや手順の複雑さを無くし、シンプルにします。誰でも対応できる手順にすることが目標です。処理のエラーを減少させ、教育コストも抑えられます。
例)複雑なフォームや文書を簡素化し、手順を簡略化する

<ここまでのポイント>
・適切な業務の棚卸しがあって、業務改善ができる。
・業務改善は「排除」「結合」「入替え」「簡素化」の4ステップで考えるとよい。

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