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ChatGPTに代表される生成AIとは、
今日から使える活用例を解説

社会課題に向けたAI活用と見えている問題点

 加速するAI普及に対して、「センター・フォー・AI・セーフティー(非営利団体)」のWebサイトでAIによる人類滅亡のリスクに関する声明文が公開されました。現在のAIには、生命尊重の倫理観や道徳観、良心に基づく判断基準がないため、人類を滅ぼす行動を忌避しないと指摘されています。多くのAIの研究者、開発者、AI開発を推進する企業幹部らがこれを支持し、高度なAI開発の一時停止が求められています。

 AI活用には一定のポリシーやガイドライン整備が不可欠であり、規制なしで濫用されると深刻なリスクがあることも間違いないでしょう。その一方で、AI活用によって世界各国が抱える社会課題を解決できることも事実です。

 たとえば、先進国のほとんどが少子高齢化の問題に直面しています。出生人数の低下は労働人口の減少につながり、国家としての生産能力、すなわち国力そのものが低下していきます。その結果、福祉サービスや社会保険などのセーフティネットを維持できなくなる、消防、警察組織の規模縮小による治安悪化、公共サービスの低下などが起こり得ます。

 少子高齢化の悪影響を回避するには、労働人口が減少しても生産能力を低下させないことです。AI活用による生産性向上は、労働人口減少に対する非常に有効な施策と考えられます。社会全体にAI活用が浸透し始めると、おそらくAIを活用できる会社とできない会社の間に、仕事の品質やスピード感の差異が生じます。その差異が、やがては競争力という形の格差になっていくと考えられます。

 AI活用は、深刻かつスピーディーな対応が求められる社会課題への対応には大きな効果を期待できます。ビジネスにおいても、作業負荷の軽減だけでなく、多角的な視点を取り入れたり、ノウハウを収集したりなど、人材の層が薄い中小企業にこそ大きなメリットをもたらすでしょう。

<ここまでのポイント>
・AI活用には一定のポリシーやガイドライン整備が不可欠。
・少子高齢化などの社会課題への貢献が期待できる。
・人材の層が薄い中小企業にこそ大きなメリットをもたらす。

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