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建設物価、建設資材物価指数の読み方と積算への活用法

実行予算とシミュレーション

その他の積算見積システムのメリットとして、受注シミュレーションによる利益確保があります。

積算見積システムで作成したデータを利用して、実行予算を作成することができます。見積内容から大きく変わる要素や経費などを修正して実行予算を組むことで、利益予測を具体的な数字で把握できます。

この段階での実行予算では利益のシミュレーション、つまり、「いくらで受注すれば、どれだけの利益を確保できる」が明確になります。また、複数パターンの受注金額を設定できるため、受注金額ごとの予測利益から、商談の落としどころとなるラインを具体的に設定できます。更に、実行予算を元に原価管理を行うことで社員の原価意識を向上させ、自社の原価構造を把握し、利益率アップにつなげることもできます。

しかし、初めから利益を取れない受注をしてしまっては努力のしようもありません。まずは見積段階から一定の利益確保できる見積をつくることが重要です。また、受注の際にも一定の根拠から導き出されたライン設定をすることで、利益が取れる仕事を確保することにつながります。

<ここまでのポイント>
・受注前の実行予算で利益のシミュレーションができる
・社員の原価意識や利益率アップの取り組みにつなげられる
・利益を取れない受注をしないためにシミュレーションは効果的

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