インボイス制度、本当の課題とは?②
インボイス制度をわかりやすく、対応すべきポイントを再確認
インボイス対応を機にデジタル化するのがおススメ
インボイス制度の本質や制度導入の背景を解説した前回から続いて、連載第2回にあたる今回はインボイス制度を具体的な対応のポイントを解説しました。
インボイス制度によって税負担が増えるだけでなく、事務処理が煩雑になります。受注件数や売上は変わらなくても、原価管理や経理業務の作業量が増えます。生産性を低下させないために、ITツールの活用と業務全体のデジタル化が有効であることを理解していただけたでしょうか。
デジタル化によって、業務効率は例外なくアップします。労働時間の削減だけでなく、働きやすさが向上すれば人手不足や人材育成などの経営課題を解消でき、経営基盤の強化・安定につながります。さらに、空いた時間を有効活用して受注を増やす、付加価値を生み出すなど、経営改革のチャンスでもあります。
中小企業のインボイス対応は、IT導入補助金2023の対象になっています。インボイス対応がデジタル化を進めるビッグチャンスにもなり得るのです。補助金活用で、デジタル化と成長のチャンスをつかんでみませんか?