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2025年問題にどう対応する?
人手不足解消と技術継承を解決する

働きやすい環境づくり、働き方の選択肢を増やす

 業種業界を問わず、20代から30代が求人のホットゾーンです。しかし、若手人材は採用よりもさらに定着させるのが難しいという声もあります。定年退職者の雇用延長、女性、外国人などのこれまでは採用ターゲットにならなかった人材の活用に力を入れる会社が増えています。施工部門は男性に絞って採用する会社が中心でしたが、少しずつ女性にも門戸が開かれています。

 さて、「ユニバーサルデザイン」という概念はご存じでしょうか。年齢や性別、体格、障害の有無、国籍などに関係なく、すべての人の使いやすいように考えられたデザインをさします。この考え方を、働き方の選択肢や職場環境づくりに取り入れることをお奨めします。

 たとえば、施工職として女性を受け入れるために補助機器の導入や機械化を行うと、男性社員の負担も軽くなります。負担が軽くなればそれだけ生産性向上が期待できます。また、育児や介護などの事情で就業条件に制約がある人でも働けるように、働き方の選択肢を増やせば、仕事と家庭を両立させやすくなります。

 「こうじやさんⓇシリーズ」クラウド版はどこからでもアクセスでき、現場作業のスキマ時間や移動時間で事務処理を進めたり、自宅に戻ってからリモートワークすることもできます。

 勤怠管理システム「Writeレス」は夜間作業や時間休(中抜け)の労務管理ができるので、就業時間や休暇取得のルールを柔軟にできます。これまで働くことを諦めていた人や副業人材を活用できる可能性がでてきます。いずれも社員が働きやすくなるだけでなく、労働時間を圧縮できるので、会社にとっても残業時間の上限規制・割増率アップへの対応となるメリットがあります。

 参考までに「ユニバーサルデザインの7原則」を紹介します。もともとはデザインの概念ですが、制度設計や業務改善などにも取り入れられています。この7項目を満たしていれば、どんな人にとっても使いやすいので、業務改善や新しいサービスを始める際の考え方としても役に立つと思います。

■ ユニバーサルデザインの7原則
1、誰にでも公平に利用できること
2、使う上で自由度が高いこと
3、使い方が簡単ですぐわかること
4、必要な情報がすぐに理解できること
5、うっかりミスや危険につながらないデザインであること
6、無理な姿勢をとることなく、少ない力でも楽に使用できること
7、アクセスしやすいスペースと大きさを確保すること

出典:ユニバーサルデザイン7原則(国立研究開発法人 建築研究所)

<ここまでのポイント>
・非力な女性が働ける現場は男性社員にとっても働きやすく、生産性がアップする。
・スケジュール管理、勤怠管理のデジタル化が働きやすい職場づくりに役立つ。

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