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設備業のデジタル化、DX成功のカギとなる社員の適性と人材育成

DX成功のカギとなるのはこんな社員!適性と育成のポイント

 DXを成功させるには、経営者のリーダーシップと従業員ひとりひとりが当事者意識を持って取り組むことが必要です。DXの取り組みで業務の進め方や役割分担が変わります。従業員にはそうした変化を受け入れ、柔軟に対応する姿勢が求められます。

 また、DX推進では各部署をけん引するリーダーの存在が成功のカギとなります。中小企業では、組織の中間層となるリーダーやマネージャー人材がおらず、DX推進のボトルネックとなるケースも多いようです。DXの取り組みの中で将来のリーダーを育成する必要があります。

 DX人材と言うとITに精通した人というイメージがありますが、システム導入は外部サービスに頼ることもできますし、勉強すれば知識は身につけられます。IT知識よりも優先すべき、DXリーダーの適性と育成のポイントを解説します。

(1)柔軟な考え方ができる

 DXの新たな価値の創造や変革のためには、大胆な変更が必要になる場合があります。既存の役割分担や業務フローに固執するとうまくいきません。変化を受け入れる柔軟な考え方が求められます。思考の柔軟性は生来の資質による部分も大きいですが、多様な視点があることを理解することで、身についていく可能性があります。

(2)物事を合理的に考える

 感情や印象ではなく、客観性と合理性をもって何がベストかを判断できなければなりません。論理的な思考が苦手な人には向いていません。

(3)広い視野をもてる

 DXでは自分の部署だけでなく、事業や会社全体を視野に入れて考える必要があります。自部署の業務を変更したときに、前後の工程や顧客に対してどのような影響が生じるか、直近の予測だけでなく、5年後にどうなっているのかを考えられる視野が求められます。年齢や実務経験によって培われる部分は大きいですが、業務の全体像を知識として身につけ、高い視点から考える習慣をつけることで、自然に視野が広がっていきます。

(4)新しい取り組みや変化に抵抗がない

 一般的に若手ほど新しい取り組みや変化に抵抗がなく、年長者は変化を嫌うと傾向があると認識されていますが、個人差が大きいようです。新しい取り組みで成功した体験を多く持っている人は、年長になってもポジティブに受け入れます。個人の志向による部分も多いですが、新しい取り組みの成功体験を積ませるのが早道です。

(5)人と関わるのが好き

 DXは部署を横断する取り組みなので、社内外のあらゆる人とのコミュニケーションが不可欠な役割です。また、現場の声を聴き、業務の悩みや不満を聞く機会も多くなります。人と関わることが苦手な人にとっては、ストレスが溜まる役割と言えます。

<ここまでのポイント>
・リーダーやマネージャーの人材不足が、DX推進のボトルネックとなる。
・IT知識よりも優先すべき、DXリーダーの適性がある。
・DXの取り組みの中で将来のDXリーダーを育成すべき。

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