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3月1日は「ビキニデー」です。

3月と言えば「春分の日」や「ホワイトデー」を思い浮かべることができますが、3月1日の「ビキニデー」を皆さんはご存じでしょうか?
この桜の季節に「あのビキニ?」と不思議に思い、Webで調べてみると予想外なことがわかりました。

今から60年以上前の第二次世界大戦後である1954年3月1日未明、アメリカは太平洋ビキニ環礁において広島型原爆の約1000倍の威力をもつ水爆実験がおこなわれました。
その当時、焼津のマグロはえ縄漁船「第五福龍丸」が、アメリカ政府の指定した危険区域外で操業中であったにもかかわらず、“死の灰”を浴び、23人の乗組員全員が急性放射能症にかかり、無線長の久保山愛吉さんが「原水爆の被害者はわたしを最後にしてほしい」と言い残してその年の9月に亡くなり、 同じような悲劇を生まないように3月1日をビキニデーとして、原水爆禁止運動を広めていこうという意味を持っています。
現在では核兵器禁止条約に調印した国は60か国にも到達しています。

核兵器は想像を絶する惨禍をもたらす非人道的兵器です。核兵器のない世界を実現し、全人類が平和に暮らせるように私は願っています。

ところで、ビキニデーと聞いて、皆さんは水着のビキニを想像したのではないでしょうか?
実は水着のビキニの語源が、このビキニ環礁での水爆実験に由来しています。
ビキニ環礁での実験で用いられた原爆のように「小さくて破壊的」という意味でこのような名称になったと言われています。
その由来を知ると、なんとも複雑な気持ちになりますね…