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建設業で「ドローン」の活用が進んでいる!

オリンピックなどの演出などで大きく取り上げられている「ドローン」ですが、趣味や視覚で楽しんだりすること以外に、「仕事で使えないかな?」と考えた事は御座いませんか?
インターネットで調べてみると建設業で「ドローン」の活用がかなり進んでいるようです。
では実際にどのように「ドローン」が活用されているのかをご紹介します。

■「ドローン」とは?

「ドローン」とは「無人航空機」の総称です。皆さんがイメージする「ドローン」とは小型で「操縦者がリモコンで操作するもの」ではないでしょうか?実は、「プログラミングによって自律航行可能」なものもあるようです。GPS(全地球測位システム)などの最先端技術も搭載していたりするので、カメラ、CPUなどの機器を取り付けて、多種多様なデータ収集を可能にしたり、今後は荷物の運送、スポーツのイベントの撮影など様々な方面で活躍するのでは無いでしょうか?

■「建設業界」における「ドローン」の活用例

「ドローン」の代表的な機能といえば、やはり搭載したカメラによる「画像、映像」の撮影です。建設業界では「施工管理」、「測量」、「点検、メンテナンス」といった分野で空撮写真などが必要となりますよね。従来は、ラジコンヘリコプターで空撮していると思いますが、「ドローン」はラジコンヘリコプターより、安定性が格段に優れており、低コストで操縦も簡単なため、導入が進んでいるそうです。

活用例① 施工管理

工事現場では、工事の進捗記録を定点観測するために、高い視点から現場の全体像を撮りたい事があります。特に大規模な現場ではそうです。しかし現場付近に高い場所が無い時は、近くのビル、マンションに頼み高い場所から撮らせてもらう事もありますが、思ったような角度、タイミングで撮れないこともあります。その様な時に「ドローン」がとても活躍します。
「ドローン」で現場のパトロールを実施する事で、安全管理、品質管理を行う事もできますし、急斜面や危険地帯といった人が立ち入ることが難しい場所でも「ドローン」であれば、立ち入り撮影などが出来ます。なんといっても、実際に人が広範囲を移動する必要がない為、作業員の負担がかなり軽減されます。

活用例② 測量

ドローンの測量では、3次元点群データとオルソ画像の2種類のデータを取得できます。3次元点群データは、専用のソフトで加工すれば、ある地点と、ある地点の距離の計測、図面の作成、3Dモデルの作成ができます。オルソ画像とは「ドローン」にて空撮した複数枚の写真を組み合わせて、傾きや歪みを取り除いて補正したものなのですが、補正作業により位置関係や大きさを正確に表現が可能で図面上で面積や距離などの計測が可能となります。3次元点群データと併せて活用すると、「ドローン」で撮影された場所の様子を正確に把握できるようになります。人の手で実測したデータや過去のCADデータが無くても図面データを起こすことが出来きますので、とても画期的な事です。

活用例③ 点検・メンテナンス

現在ビルの老朽化の確認や、インフラ設備の点検・メンテナンスは目視や打診など人の手によるチェックが中心に行われています。しかし人が立ち入るには危険な場所、例えば下水道管内では、硫化水素の発生や、酸素が欠乏状態など、危険な状況にある事があります。そのような場所は「ドローン」を使う事により、人が立ち入る事なく中の状況を確認する事ができます。このように従来の点検手段と比べて時間とコストを節約する事はもちろんですが、人が介入しないことにより、安全性の向上が可能となりました。

* 参考動画 *  株式会社 Liberaware 様 にて撮影

建築業界での「ドローン」活用による無限の可能性

既に活用が進んでいる建築業界での「ドローン」。今回は一部の事例をご紹介してみました。共通して言えるのは、「ドローン」が人の代わりに移動して作業をしてくれる為、作業員の安全も確保され作業の手間がかなり省けるのではないでしょうか。他にも導入事例が沢山あります。
今後様々な業界での活用されていく可能性があるのではないでしょうか?
今後も「ドローン」から目が離せません。