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デジタルトランスフォーメーション(DX)って何??

デジタルトランスフォーメーション(DX)という言葉をご存知ですか?2018年に経済産業省が「デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン(DX推進ガイドライン)」を発表し、国を挙げて推進され注目を集めるようになりました。新型コロナウイルスの影響も相まって今後DXの推進が加速していくことが予想される中、DXの意味を理解しておくことは大切です!

デジタルトランスフォーメーションとは、「デジタルによる変革」を表す言葉になり、デジタル技術によって、人々の生活をよりよいものに変革することを意味しています。接頭語のTransがXと略されることから、略語として「DX」が定着するようになりました。ただ単に企業内でIT・デジタル化するだけでなく、データやシステムを活用し、外部の人々の生活を快適なものに変革させるということが「DX」です。

◎DX(デジタルトランスフォーメーション)ってどうやるの?

DXはいきなりできるものではなく、まずDXをする前に「デジタイゼーション」から始めます。デジタイゼーションとは、デジタル化技術の事を表します。
たとえば、カメラの例でいうと、2000年代にフィルムカメラがデジタルカメラに置き換わっていった現象がデジタイゼーションにあたります。その後、2010年代に入り、デジカメやスマホで撮影された写真をSNS上で他人と共有する文化習慣が浸透しました。このようなデジタル化による社会的変化がDXにあたります。

~DX(デジタルトランスフォーメーション)を成功させた企業事例~

①UBER
2009年に創業したUberは、DXの先陣を切った企業として有名な、GPSを利用したオンデマンド配車・カーシェアリングサービスです。
顧客が配車アプリを使い、配車依頼をすると、それを見た近くにいるタクシーがすぐに顧客の元へ向かうというものです。このアプリにより、タクシーを求める顧客と顧客を求めるタクシーのマッチングが実現し、双方の課題を一気に解消しました。

②AMAZON
オンライン上で本を売買するインターネット書店としてスタートしたAmazonも、DXの代表的な事例の1つです。
例えば、「1クリックですぐに購入完了させられる『今すぐ買う』ボタンの設置」「『商品レビュー』や『レコメンド機能※1』の設置」「注文履歴から顧客のよく購入する商品を機械学習で分析し、顧客住所に近い倉庫の在庫を増やすことで迅速な配送を実現」などが挙げられます。これらの施策により、ユーザー体験の向上を実現したAmazonは世界中でシェアを拡大。今の地位を築きました。

③Netflix
動画配信サービスを行っているNetflix。元々は映画や音楽のDVDを顧客の自宅へ郵送すサービスを行っていました。
しかし、Netflixは将来を見据え、動画配信サービスという新たなビジネスモデルに転換、現在のレンタルサービスの月額定額制(サブスクリプション)を導入。それまでの顧客のデータをいかしたレコメンド機能※1の設置、データ分析を駆使し、さらに大きく躍進を果たしました。

※1 閲覧履歴や購入履歴などのデータから購入の可能性が高い商品をおすすめしてくれる機能