Windows11へのアップデートはすぐに必要?適切なタイミングと注意点
アップグレードでトラブルが起きることも?!
冒頭で、Windows11のアップグレードで多少のリスクがあるとお伝えいたしました。誤解がないよう申し上げますが、製品に瑕疵があるという意味ではありません。
リリース直後である2021年11月現在、ソフトウェアやWebサービスの多くは、Windows11への対応が済んでいないのです。そのため、アップグレードすると、ソフトウェアやWebサービスを使用できなくなる場合があります。製品によっては、対応前にアップグレードしても動作する場合があります。しかし、後になって不具合が生じる可能性があり、そのときに製品サポートの対象外になってしまうかもしれません。必ずメーカーによる検証を待って、アップグレードしましょう。
また、Windows11に限らず、OSのアップグレード処理中に、パソコン内のデータが消える事故は比較的よく聞かれる事例であり、ユーザ側で備えておくべきリスクです。バックアップなどの事前準備は自己責任になります。些細なことですが、OSをアップグレードしたらプリンタにつながらなくなったなど、周辺機器の設定が変わってしまうケースもめずらしくありません。
Windows11にアップグレードした後、Windows10にダウングレードすることもできますが、万が一、データが消失した場合は、ダウングレードしてもデータは復旧されません。機器の設定も自動的には戻らない可能性が高いです。
時間も手間もかかりますので、そうした事態にならないよう、しっかりと準備をして、ベストのタイミングでアップグレードを行いましょう。